おしごとオーケストラ

キャリアの仕事がしたい人も転職したい人も。転職エージェントのナカの人、こやとのブログ

趣味なんですか?って質問が苦手だ

好きなものがないわけじゃない。

 

毎週だいたい料理はけっこう好きでやってるし、

走るのもわりと好きだし、

ミュージカル観るのも好きだし、

本もけっこう読むし、

スポーツ観戦とかも楽しめるし。

株にも手をつけてみたし、

ユーキャン書道もやってみた。

 

ただ、どれも総じて頻度はたいして高くない。

どうも自分はあまり物事に深入りしない質みたいだ。

 

そのせいか、趣味はと聞かれると、なんだかすごくまっとうに熱中しているものを

尋ねられている気がして、どうもうまく答えらえない。

 

文化的なものだったり、

健康的なものだったり、

エンタメ色が強いものだったり、

わかりやすく有意義そうだと認められるものじゃないとだめな気がして。

 

そんなことがずっと頭にあったものだから、

私にはずっと好きでいながら強く踏み入れてこなかった趣味があった。

 

ゲームだ。

 

一時期スマホでリメイクされた昔のRPGばかりをやっていた。

ドラクエ5、6、7、FF5、6、クロノトリガーロマサガ2・・・

 

わかっていた。こうして昔の思い出をなぞって遊んでいるばかりだと

やがてその思い出資産も枯渇してしまうんじゃないか。

まだ30代なのに、そんなことでいいのか、と。

 

でも、ゲームに時間を費やしているなんて、

「趣味」としては無益で時間がもったいないように思ってしまう自分もいる。

実際、スマホのいわゆる課金ゲームのようなものは、

自分の目から見ても無益な気がして手を出さない。

 

自分が否定するジャンルと非ながら似ているものを、

積極的に肯定する勇気が持てなかった。

 

 

けど、もう、あるときに開き直った。

誰かに趣味を聞かれたときにスマートに答えられるように、

用意しておく趣味なんてくそくらえだ。

自分が楽しいならそれでいいじゃないか。

 

と思って、2017年3月に購入したPS4は、いまもうちで絶賛活躍中だ。

ホライズンゾロドーンは、グラフィックも操作性も難易度設定もすごかった。

これは昔のRPGとは違う、新しい面白さがある。

 

ペルソナ5ドラクエ11、モンハンワールド、サガスカーレットグレイス

大変よろしい没頭時間を過ごさせてもらいました。

 

 

やっぱり、自分に正直なのが一番心地いいや。

でもまだ、質問にはうまく答えられないまま濁しているけどね。

 

「自分の言葉で伝えましょう」を解説する

こやとです。

 

転職エージェントが面接対策のときによく言うやつです。

「覚えてきたことを暗記したように言ってはいけません。自分の言葉で伝えましょう」

 

「自分の言葉」って、そもそもいったい何なんでしょうか?

 

■面接の場で起こっていること

面接官の頭の中は基本的にこうです。

「本音のところ、どういう人なんだろう」

「うちに合う(スキル面 or マインド面で)人かな」

「うちで長期的に活躍してくれるかな」

 

だから、いろんな角度から質問を繰り出して、転職者のことを知ろうとします。

それに対して転職者は、なるべくうまい印象が伝わるようにと、すべての質問例に対して回答を事前に用意して対策をします。がちがちに武装して臨むわけです。

 

面接とは言ってみれば、武装した転職者を、なんとか切り崩して本音を見出そうとする面接官との戦いです。

 

■自分の言葉で伝えられる人とそうでない人の違い

面接官は、質問の回答のなかに潜む本音を探ろうします。そのため、追加質問を浴びせるなどします。

 

暗記をしている人の回答は、「~~~~~~~~~~~~~~~~~」です。

一文のなかでどこが重要なのか、何を一番伝えたいのかが整理がついていない。

面接官はどこを質問していいかわからないから、転職者にとっては予期しない質問になることが多いです。結果、おそらく非常に答えにくい。たいしてこだわりも持っていないことをしどろもどろに答えることになりがちです。

 

自分の言葉で伝えられる人の回答は「~~~~~~~~~~~~~~~~~」です。

キーワードがはっきりしていて、何を一番伝えたいのかが整理されています。

当然面接官は、その転職者が大事にしている部分を掘り下げます。だって、転職者のことを知りたいんだから。

でもまた自分の言葉で伝えられる転職者は、その追加質問にもさらに答えられます。だって、自分がこだわっていることなんだから、用意していなくても言葉が溢れてくるんです。

 

面接対策の過程で、どんな回答をしたらいいかを事前に考えることは大いに有効です。

ただ、「何が大事なのか」「自分にとって何がキーワードなのか」「ここで面接官にわかってほしいことは何か」を整理することこそが、「自分の言葉」を作っていくんです。

転職理由をネガティブまじりで自然に伝える方法

こんにちは、こやとです。


転職エージェントをやっていて、何か強い固定観念を持っている人が時々いるんです。

 

「転職理由はポジティブじゃないといけない」

 

今回はこれを現場目線から考えてみます。

 

 

◼︎転職理由はポジティブじゃなきゃダメ?

「なんで転職理由がネガティブだとダメなんでしょうね?」と聞くと、転職希望者からはこんな声が聞こえてくることが多いです。

 

・サイトでそう書いていたから
・ネガティブだと、現職から逃げるための転職みたいだから
・ネガティブな理由で辞めてる人なんか自分なら採用したくないから
・面接は正直なことは言わない場だと思うから
・面接はうまく自分をアピールする場だと思うから

 

逃げだとは自分で認めたくない、意地のようなものが強く出ている人がいます。
一方、面接ってそういうものだ、という思い込みが強く出ている人もいます。
じゃあそもそも面接官はどう考えているのかですよね。

 


◼︎面接官は転職してくる人をどう見てるのか

実はこれはもう一言で言えば、


「少なからず、何か不満があって転職するんだろうな」です。

 

不満だとかネガティブなことがあることは、面接官からすると折り込み済みの話です。
面接以外で面接官と話す機会なんてないから当然ですが、転職希望者がこの事実を知らないことがとにかく多いです。

もうこれさえ知ってもらえれば対策もガラッと変えられるだろうに。


だから、声を大にして言いたいんですが、面接官は転職なんてネガティブな感情があって当たり前だと思ってますよ!


◼︎じゃあなんで面接官は転職理由を聞くのか

わざわざわかりきったことを聞くんだから、どんな考えがあって、面接官は転職理由を知りたがるのか。もう本当にシンプルに言い切ってしまうと

 

「うちで長く働いて欲しいから」

 

ただそれだけです。

そのために、
・何を不満に感じる人なのか
・何を大事にしたい人なのか
・で、どうしたいのか
・うちでこの人の不満は解消されるのか

といったことを面接官は知りたがってるわけなんです。

 

だから、転職理由にはネガティブな感情があってもまったくもってOKです!

 

転職エージェントの立場だと、転職理由の本音のところをよく聞きますが、並べるとこんな感じです。

・もう営業はいいかなって思って
・数字を追うのに疲れた
・周りの人もどんどん辞めてるから
・給料が安いまま上がらないから
・経営不振で給料が下がった
・成長できない
・仕事に飽きた
・評価されない
・頑張りが給料に反映されない
・もともと長く続けるつもりがなかった
・上司と考え方が合わない
・30歳近くなって、このままでいいのか不安で

 

こういう人はこのネガティブな感情を解消するための転職活動なんだから、へんにそれを抑え込むことなく、さっさと認めちゃった方がいいです。

 

 

◼︎転職理由はどう使えたらいいのか

とはいえネガティブなまんまを伝えたらやっぱり面接官の印象は良くないです。

 

面接で一番大事なことは、温度感のある自分の言葉で伝えるってことですが、無理にポジティブ変換した言葉だと、よほどのパフォーマーでない限りは面接官にうまく伝わることはありません。

そこでこんな伝え方をお勧めします。

 

「(ネガティブな出来事)をきっかけに転職を考え始めました。これを機にせっかくなら(ポジティブ変換)したいと思っていまは転職活動しています」

 

あくまで、ネガティブなことはきっかけとして扱うやり方です。

やっぱり面接においては、嘘をついてる気持ちになったら話しにくくてしょうがないです。どうも真面目な人ほど、ネガティブを避けすぎて、無理にポジティブに言おうとするあまりに、嘘っぽくなっちゃってることがあるようです。

 

また具体例については、おいおい扱っていきます。

 

今日はこのへんで。