おしごとオーケストラ

キャリアの仕事がしたい人も転職したい人も。転職エージェントのナカの人、こやとのブログ

【おすすめ】キャリアコンサルタントのタイプを見極めよ

キャリアコンサルタントも人間ですから、もちろんいろんなタイプの人がいます。

 

キャリアの相談は、人生設計も絡んできますし、重要な事柄ですから、

できれば信頼関係の築ける、ウマの合うタイプの人だったら

それが良いんだと思います。

 

でもキャリアコンサルタントの視点からは、

大きく二つに分けられるように感じています。

 

 

■求人紹介を重要視するタイプ

 

信条は「希望や経験にマッチした求人の紹介をすること」です。

多すぎる求人のなかから、いかにマッチングさせるかにこだわります。

 

求人さえハマれば、あとは一定確率で内定まで進むだろうと考えています。

思ったような確率で内定まで進まないとすれば、

求職者の力不足だと考えて、別の人のサポートに力を入れます。

 

自分なりに情報を収集して、志向の整理もつけられていて

面接も得意で内定を獲得する力がある求職者は、

こういうタイプのキャリアコンサルタントが合うでしょう。

なんせ情報のボリュームが多いですから。

 

一方で、志向の整理がついていなくて、

多すぎる求人から選びきれないタイプ、

かつ面接も自信がないという求職者は、

マッチング重要視タイプのキャリアコンサルタントだと合いません。

きっと「相談に乗ってくれない」「冷たい」

「(いまの)希望と違う求人ばっかり送ってくる」といった

感想を持つことになるでしょう。

 

 

転職活動が、応募→選考→内定→入社だとすると、

入り口の部分に注力しているスタイルです。

 

 

■転職先の決定を重要視するタイプ

 

信条は「入社後に活躍してもらうこと」です。

たとえ、応募先が1求人だけでも、納得して決められるかを大事にします。

 

希望や志向性など、人物を捉えることが好きです。

よく話を聞いてくれます。

たとえ、書類選考が通過、1次面接が通過となっても安心はせずに、

「この企業で決められますか?」

「決められないとすれば懸念はなんでしょうか?」

と確認をします。

 

転職活動そのものの相談をするところからお願いしたいとか、

ぼんやりとした動機から転職が気になり始めたとか、

求人情報よりも相場観やキャリア展望の話がしたい求職者には

こちらのタイプが合うでしょう。

 

一方で、とにかく情報さえもらって自分のペースで進めたい求職者や、

そもそも人材紹介という業態に不信感を持っている求職者には

不向きです。

きっと「強引に決めようとしてくる」という感想になるでしょう。

 

 

転職活動が、応募→選考→内定→入社だとすると、

出口の部分に注力しているスタイルです。

 

 

お気づきかもしれませんが、

それぞれのタイプは補完しあっている関係です。

 

求人紹介を重要視するタイプは、求人数に強くて相談に乗るのが下手、

転職先の決定を重要視するタイプは、求人数に弱くて相談に乗るのが得意。

 

おおざっぱに言って、

求人紹介を重要視するタイプは、求人数の大手エージェントに多いです。

転職先の決定を重要視するタイプは、中小およびヘッドハンターに多いです。

 

 

どちらも一長一短なので、

大手エージェントに登録してたくさん情報を集めつつ、

中小エージェントで親身にサポートしてもらう、

というのが最強ですね。