「第一志望の1社しか応募しません」
私は、応募先を絞ることのメリットとデメリットをお伝えして、判断してもらってます。
前提として、相場としては、だいたい5~10求人応募することが多いです。
書類通過率はだいたい20~30%が大雑把な平均で、職種や業界の経験があるなら、30~60%くらいでしょうか。
5社応募すれば1~3面接、
10社応募すれば2~5面接、設定できることになります。
余談ですが、キャリアコンサルタントの気持ちとしては各応募求人に対してこんな思いで進めています。
「応募はできるけどムリだろうな」
「応募するだけしてみれば何かあるかも」
「この求人票に書かれた要件のとおりなら合格するだろうけどどうか」
「おそらく合格するだろう」
「書類は即通過で、たぶん内定でしょ」
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さて、応募先を限定するメリットです。
何より転職活動に時間を取られないので、現職とのバランスが取りやすいことが第一です。
さらには、面接日程の調整がスムーズです。「別の企業には違う候補日程を伝えないと」とか細かな調整はけっこうな負担ですから。
対策なども、その企業のためだけに時間を使えばいいので楽です。
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それでは、応募先を絞るデメリットは何か?
それは他社との比較検討ができないことです。
「他を見ないで決めきれますか?それほど志望度は高いですか?」と尋ねてみると、他も応募するだけしてみる、という人が多いです。
せっかく内定までいったのに、
「やっぱり他の企業(業界)も検討してみないと決められないので辞退します」なんてなれば、時間も手間ももったいないです。
メリットとデメリットを理解した上であれば、応募先を限定してもまったく構わないでしょう。
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転職サポートをしていて思いますが、決めきることって本当に難しいことで、スムーズに決断を下せる人は10%くらいです。
だからこそ、私はかなり早い段階で、
・決めきれそうか
・決めきれないとすればどんな点が懸念になりそうか
・懸念点について正しい情報は得ているか
と投げかけながら、
求職者側が気持ちを固める時間を長めに持てるようにサポートしています。
いきなり「結婚してくれ」なんて言われても戸惑ってしまうのも当たり前ですよね。
それを転職活動では、「2日以内に返事してね!」と急なスケジュールで求めてきます。
どう決めるか、は転職に限らず大事なテーマですよね。
もし決断力をつけたい人は、ランチのメニュー選びから変えてみると良いですよ。
なんとなくこれでいいや、ではなくて、「本当に自分が食べたいメニューはどれだろう?」と悩み抜いて決めることです。
小さな決断の回数を増やすこと、これオススメです。